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2010/11/28

Lesson study

今週、理科の”探求型授業”を目指した授業発表を行い、校内研究会を開きました。

PTTCバッタンバンでは、これまでにも3度ほど研究授業を開いてきましたが、理科以外の教官たちは、授業提案のみを見に来て、研究会に参加しないことがほとんどbearingとても有意義な研究授業とは言えない状況でした。

そこで、今回は、木曜午後から行われる職員会議の時間に授業提案&研究会を仕組んでみましたflair

授業はC/Pの一人、若手エースのサンボン先生が行いましたspade

Sambon

内容は、空気の膨張の授業。

授業案通りの展開で、順調に、課題→予想→実験方法の検討→実験→結果→考察の順に授業が進みました。

今回、サンボン先生の授業では、教師が実験方法を与えるのではなく、学生に考えさせるという過程を取り入れるなど、常に学生主導の授業になることを意識している様子が印象的でした。

Jugyou_huukei

また、実験方法に限らず、予想や実験考察をさせるときにも、学生が”考える”時間を確保して居る細かな配慮にも好感が持てました。

Soudan_simasyo

コチラは実験の様子。

しぼんでた風船が膨らんでピンとなる様子に、そこらじゅうで意味深な笑いが(笑)

Pin

その後、氷水につけると、再び縮み、さらにビンの中に吸い込まれていく風船。

Sina

バイクのタイヤが炎天下で膨らんだり、破裂したりする経験を持つカンボジア人にとって、その生活体験から、高熱時の空気の膨張は予想できていました。一方の低温時ついては、空気は収縮するか常温時と変わらないかで迷いがあった分、実験が効果的で、学びのありました。

続いて、授業研究会の様子。

Helen_spoke

まずまず教官が揃っていますhappy01作戦成功scissors

研究会では、授業を踏まえ、良かった点と改善点を出し合いました。

良かった点では、理科的な授業の流れに沿っていたことや学生がたくさん考えることができていた点、授業準備がしっかりなされていたことなどなど、たくさん出てきて、サンボン先生は嬉しそうでしたhappy01

(クメール人の性格からいって、授業者が価値づけられることは、今後の授業に対する意欲につながるという点でとても重要なのですcoldsweats01

また、今回の授業を通して、理科の専門ではない教官も、ただの言葉のインプットでしかなかった”探求型授業”と実際の授業がつながり合って、「これが学習者が”探求する”授業なのか」と、理解が進んだように感じました。

改善点では、指導案の「授業の目的」の書きぶりについてと、板書の表示について意見が出ました。他教科の教官たちは、専門ではない授業に口を出すには自信がないようで、授業の内容についての話はありませんでした。その代わり、読んで判断できる文章の間違い探しに重心が傾いていきました。

今後、授業をおおざっぱに捉えるのでなく、教師の動き、学習者の様子を細かく観察する力がついていくと、専門でなくても、”教え方”で気になる点などが見出せるようになるのかもしれません。

授業コーディネートや研究会のファシリテーターをした私自身について振り返ると、参加した教官が、「授業研究に参加して良かった」と思える会にできたか、疑問が残ります。

今回のように、参加者がいい授業だったと感じた場合、なぜいい授業になったのか、授業者の教授法のどこが良かったのか、そんなところに焦点を合わせていけば、他教科間でも共有しあえる教授方法やテクニックなどを見出す方向にもっていけたのかも。語学力と相談しながら今後、精進しますcoldsweats01

今回、5年間この学校で支援を行ってきたイギリス人のボランティア、Helen先生も参加してくださり、PTTC教官による授業提案と研究会の実施を、自助努力の姿としてとても喜んでいらっしゃいました。

「今後、ぜひ、理科以外の教科の授業も提案し、お互いの授業を高め合って、学校が団結してよりよい教育を目指していけるといいですね。」

と話されるのを聞いて、大いに共感しました。

教科は違えど、児童主体で、活動のある授業づくりを目指しているところがどの教科でも共通しているカンボジア。

科目に特化した教授法はさておき、言葉がけの仕方や始動する上での個人のこだわり、セミナー等で学んだ内容の実践等、教科を越えて共感しあえることはたくさんあるように思います。

まだまだ理科についての理解すら半人前の私ですが、管理職の先生をはじめ、教官の皆さんがそこに気付いていけるように、力になれたらいいなと思いました。

授業研究、今後も続きますrecycle

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2010/11/27

いざ、ゴミ分別実践☆

先週お伝えした。環境教育ですが、今週金曜までに養成校の2年生全クラスでの授業が終わりました。

その内容を踏まえ、養成校の学生を巻き込んだゴミ分別がスタートしています。

学生の実践する内容は、主に3つです。

1.各教室や校内でのゴミ分別をする

ゴミ箱の表示に従って“紙のゴミ”、“プラスチックごみ”、“植物のゴミ”に分けてゴミを捨てます。

Kyousituyou_gomibako

先週末、廊下にそっと置いておいたゴミ箱。今週水曜日に覗くと正しくゴミが分別されていた!!感動です。(金曜には間違ったゴミが混ざり出しましたが…(‐;) 一歩一歩ですね…。)

Right_way

2.付属小学校の児童のゴミ捨てを手伝う

教室で出たゴミをゴミ置き場まで運んでくる小学生。分別用に3種類のゴミ箱を使用していますが、分別できていないことがほとんど。そこで、従来からある日替わり当番の仕事にゴミ置き場当番を追加し、子どもたちが正しくゴミを分別して捨てているかを一緒に確認することにしました。

Gomisute

案の定、分別されていないゴミ箱を持ってやってくる子どもたち。その児童相手に、

「これは何のゴミ?

「紙!」

「そうね。紙のゴミは、このゴミ箱に捨てるのよ。」

と丁寧に分別を教える女学生。先生の卵、頑張っています!!

3.分別したゴミごとに処理する

紙のゴミとプラスチックのゴミは焼却炉を使って焼却処分します。植物のゴミは地面に埋める、コンポストに使うなどして土に戻します。これらの作業を度の頻度で行っていくかは、今後のゴミの集まり具合を見て、校長先生、副校長先生と考えていく予定です。

ゴミ置き場ができたことで、上記2がとてもやりやすくなり、今まで増加の一途だった“ゴミ溜め”がそれ以上増えなくなってきました。(万歳!!)

今後も、実践の定着を目指して、見届け、サポート、必要ならば改善を続けたいと思います。

コンポスト小屋の方はといえば…

今週金曜日の様子。

Kiso

基礎部分の補強が終わり、レンガを並べて建物の枠ができました。

来週は柱が立つのでしょうか。楽しみです♪

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2010/11/23

水祭りの悲劇

前にも書きこみましたが、20~22日までの3日間、プノンペンで水祭りがありました。

Bort_race

Hito_hito_hito

Zattou

しかし、残念ながら、最終日の昨日、400人近い死者を出す大惨事が起きてしまいました。

フン.・セン首相曰く、「ポル・ポト政権以来の最大の悲劇」というほどの、カンボジアで近年類を見ない事件でした。

私も事件当時、現場の3Km程の場所にいましたが、事故のあった中州と市街をつなぐ橋(通称レインボーブリッジ:命名JOCV)には近づいておらず、無事ですが、事故のことは全く知りませんでした。

ただ、救急車のサイレンが休むことなく鳴り続け、行き来を繰り返していたことを良く覚えています。

私が事件について知ったのは、今朝の朝4時でした。

毎朝、ラジオでニュースを聞くのが日課の大家さんが、水祭りに行くといって出かけた私を心配して、電話をしてくれたのをきっかけに、深刻な事態を知りました。

事故は、メコン川にある小さな中州へ渡る2本の橋のうちの1つで起きました。そこでは、コンサートイベントが行われていたそうで、道を埋め尽くすほどの人だかりで、前にも後ろにも行けないようなすし詰め状態が続いた様子です。

惨劇のきっかけは、人の流れを促すために警察が放水したとか、橋の電飾による感電死が起きたとか、すし詰め状態の中で何人かが意識を失って倒れたとか、情報が交錯していますが、結局は集団パニック状態に陥り、将棋倒しが起きたようです。(ネット情報)

(いつか神戸(確か…)であった将棋倒しの事故を思い出さずにはいられない事故でした。)

夜のコンサートイベントに参加というだけあって、死傷者は若い人がとても多いようで、最近帰国したプノンペン中学校養成校配属の隊員は、学生がいなかったかをとても心配しています。

昨日プノンペンに上がってきていた隊員の中には、中州のイベントで商品の販売をしていた隊員もいました。行き来が遮断され、帰ることができず、結局ドミトリーに帰宅できたのが夜中の2時になったと話していました。

Fire_works

Boat_parade

昨夜は、30分にもわたる豪華な打ち上げ花火があったり、ディズニーパレードを思わせる、電飾のきれいな船がメコン川を流れたりと、途上国とは思えない、前進や発展を思わせるエネルギーを肌で感じた後の悲劇となりました。

平和になったこの国で、今更こんなにたくさんの人が死んでしまうのは悲しすぎます。

カンボジアを愛する一人としてもとてもショックです。

平和の中に潜む悪夢を見たような気持ちです。

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2010/11/21

今週のお仕事☆その2

雨季の雨で遅れていたコンポスト小屋の工事。

1117日、雨季の雨対策用に、建設予定地に土を入れ、工事の準備が整いました。

Tutiire

Seitigo

その日の午後、業者が基礎の為の穴を掘って準備を進める中、養成校校長先生から突然のストップが…。

「(隣接する)ドッバイ・マカラー小学校の校長が、予定の場所にコンポストを作ることに対して反対している」とのこと。

理由は、小学校と養成校を隔てる壁に隣接するようにコンポスト小屋を建てたら、コンポストの匂いが小学校まで届き、子どもたちの健康上よくないからだと。

うまくいったコンポストの場合、匂いはさほどではなく、近隣に迷惑はかからないなど、説得を試みた様子ですが、残念ながら納得してもらえず、いったん工事が止められたわけです。

手回し不足だったようです。反省。

確かに、うまくいったコンポストの場合、近隣に迷惑はかかりません。ですが、カンボジアの気候のことや、今後、素人集団が作っていくことを考えると、成功ばかりとはいかないでしょうし…。

ここは、小学校の校長先生の意見を汲んで、場所を移動することにしました。

移動先の条件は、第一に水はけが良いこと、第二に日当たりがいいこと。

養成校が挙げた1つ目の候補地は、理科室や音楽室が入っている校舎の裏。

Idousaki1

副校長先生曰く、日当たりは悪いが、水はけはよい。ゴミ置き場にも近く、ゴミの移動が楽とのこと。

しかし、掘ってみると、案の定、水はけが悪く、水がしみ出てくる始末。

Kiso

それでもそこに建てようとする校長、副校長をひたすら説得して、条件に当てはまる場所を、探してもらいました。

そして、ようやく19日、工事が再開される運びとなりました。

Kouji_saikai

工事の担当者も、土の様子を見て、「ここはずいぶんましだよ。」とのこと。

とりあえずひと安心。予定では2~3週間でコンポスト小屋も完成する予定です。

学校内はどこを掘っても粘土質の土地。水はけがいい場所はほぼありません。そこでできることをなんとか工夫していくしかありません。

今後が大変ですが、出来る限りがんばります!

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今週のお仕事☆その1

国王の誕生日や、水祭り、新1年生の入試など、何かと休みが多い11月。

突然の休講にもめげず、養成校の2年生の学生相手に理科の時間を使って、環境教育を進めています。

環境教育と言うと、大げさですが、校内の環境(特にゴミ)問題への問題意識を高め、問題点を挙げ、改善策を提案するといった、焦点を狭く絞った内容の授業をしています。

授業にはパワーポイントを使いました。

Jugyou

わたしからの手紙のような内容の原稿を学生に順に読んでもらい、そこに言葉を付けくわえながら、進めています。

難点は、学生自身の考えを取り入れた改善策ではなく、提案型となっているところでしょうか。わたしの語学力とノウハウのないカンボジアの現状を考えると、いたしかたないかと思いますが…。

今日までのところ、学生は、学校のゴミの惨状に問題意識を持ったり、ダイオキシンの引き起こす病気に関する写真に見入ったり、今後のゴミ分別等の取り組みを理解しようとしたり、反応はまずまずでした。

今後の“行動”に期待します。

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2010/11/20

ボン・オム・トゥーク

カンボジアでは、毎年11月の満月の日から、3日間プノンペンとシェムリアップの2都市でオム・トゥークと呼ばれる船のレースが行われます。

プノンペンでのレースは、各州の代表が集まった決勝戦となるそうで、バッタンバンからも10月に行われた予選の勝者がプノンペンに出かけました。

バッタンバンのオム・トゥークの様子

Race

Josi_team

Long_bort

今日がその初日。プノンペンは今頃お祭り騒ぎでしょう…。

あれっ!?

バッタンバンの片田舎でもオム・トゥークが!?

Dansi_vs_josi

しかも、女子vs男子が船を沈めあってる…(笑)

Kai_ha_kore_ja

櫂は、発泡スチロールやらビーサンやら…delicious

バッタンバンの市街地から40Kmほど離れた田園風景の広がる田舎”スロック・ムン”のお寺にて。

Inori

Wat_rusai

明日はプノンペンに行ってきます☆

Sun_set

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2010/11/16

幸せな☆Birthday!!

11月15日夕方、学校から帰ってくつろいでいたら学生が2人、モトに乗ってやってきました。

「ネアックルー、ミエン パンニャハー!!(先生、問題が起こった!!)」

はぁ!?coldsweats02

校長が呼んでるとか、なんとかで、とにかく来てくれとのこと。

ゴミ置き場のことかなんかでトラぶったのか!?と思いつつ、再び学校へ…

すると…!!

Surprise

なんと、わたしの誕生日を知っていた学生たちのサプライズbirthday

校庭で摘んだ花やケーキを準備までしてお祝いをしてくれました!!

ちょ~~~~~~~~~~~~~~~~っ、感動!!!!!!!

予想外の心遣いに、嬉しくて、嬉しくて、ありがたくて、ありがたくて、頭の中がパニックしてしまうほど…

Minna_ni_sachi_are

ケーキを顔に塗り合ったり、

Nurinuri

ロアムしたり、

ここで、こんな風に祝ってもらえたのは一生の思い出ですweepHappy

も~~~ぅ、みんなみんな、大好きheart04

とっても幸せをかみしめた31歳の始まりでしたbearing じーん…

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2010/11/11

意外なヤシの実活用術

背の低いヤシの木に生ってた実

よ~く見ると、名前とTEL番号がcoldsweats02

Name_tel

クメール風出会いの求め方なのか!?

う~む…、なかなかステキじゃない!?

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2010/11/08

ゴミ置き場完成☆

10月26日、ゴミ置き場作りが始まりました。

作業は2~3にんの職人差による手作業で進められました。

土台に鉄筋を入れ、セメントを流し込んで高さを出し、その上に、レンガを積み上げ、セメントで固定していきます。

Making_2

10月末は連休が入り、学校もお休み。その間も、作業は続けられ、休み明けの11月2日、作業開始からちょうど1週間でゴミ置き場が完成しました。

正面から。以前、ゴミかごを盗まれた経験から、出入口には鍵を取り付けました。鍵をつけることで分別の管理もしやすくなるのではないかと期待しています。

Front_2

後ろから。

Behind_2

内部。紙類、プラスチック類、植物、りサイクルゴミの4種に分別できるように仕切りをつけました。

Inside

内部に水が溜まらないような工夫もしてもらいました。

Side

なかなかいい出来です!!あとは、分別表示をし、ゴミかごを設置したら使用可能です。

今は、毎日、ここに設置するゴミかご選びのため、プサー巡りの毎日です。

どんな素材がいいか?どんな形がいいか?より長持ちすることを第一に考え、試行錯誤中です。

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2010/11/04

11月です

雨が遠のきました。

あんなに毎日毎日降ってた雨が、

道路に川を生み出していた雨が、

床上浸水をバンバン引き起こしてた雨が、(某隊員の家のTVや冷蔵庫が浮いていた…。)

止まった~sun

Hukei

乾期突入です☆

そして、寒さのあまり、私は風邪ひきさんdown

この時期、12月にかけて、カンボジアって寒いんですよ。

お越しの際には気をつけて…。

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